ねじです。
中国ドラマ「孤城閉~仁宗、その愛と大義~(清平樂)」最終話(第69集)あらすじ感想ネタバレ!ぱちぱち~
タイトル「あらすじ」ですが細かく書いてます。
ざっくりとだけ知りたい方はサイドバーの「あらすじ/もくじ」のみ読んでみてください。
背景水色になってる部分は感想やらツッコミやら、お好みで読んでも飛ばしても。
- 右衛大将軍宅前 説得に訪れた韓琦は宗実を待ち続けている
- 朝堂 宗実の宗政寺の長就任について韓琦が意見を述べる
- 宦官たちにかしずかれ着替えた宗実は牛車で皇宮へ向かう
- 趙禎は元宵節(日本でいう小正月)を前に徽柔と灯篭作りを見に行くと言う
- 工房を訪れた徽柔は幼い少女が働く姿を見る
- 徽柔は外出の意図をくみ取れずひねくれた物言いをする
- 毎日働くことになってもいいから懐吉といたいと言う徽柔
- 元宵節の夜 趙禎と皇后は腕を組み街を歩く
- 嘉祐8年 趙禎は古い絵や書を探し出す
- 呼ばれた皇后がやって来ると趙禎が胸を押さえて苦しんでいる
- 朝堂で遺詔が読み上げられ新帝が誕生する
- 韓琦は3代の皇帝に仕え熙寧8年逝去 神宗はその功績を讃え石碑を贈る
- 欧陽脩は熙寧5年に死去 多くの著作を残した
- 徽柔は趙禎が亡くなったことがわからない様子でいる
- 懐吉が静かに過ごす山間の学堂に徽柔がやって来る
- 牛車の中 苗心禾は趙禎に嫁してからの思いを語る
- 父上に教わった民の苦しみを詠った詩を覚えられたと言う徽柔出た
- 何かを探すように空を見る懐吉
- 懐吉は趙禎の言葉を思い出す
右衛大将軍宅前 説得に訪れた韓琦は宗実を待ち続けている
病だから会わないと言う宗実と困る妻。
朝堂 宗実の宗政寺の長就任について韓琦が意見を述べる
その職は皇子が就く習わし。
皇子がいない状況で引き受ける=皇子になる=天下の主となる。
殿下(趙禎)以下みんな老けたなー
就任を固辞するのは高潔だが心構えが足りない、と宗実を評する韓琦。
血みどろの帝位争いが定番だもんね
孝行なだけだと庇い、ついに立太子を口にする趙禎。
驚く臣下たちに微笑む趙禎、おもむろに詔を運ぶ茂則。
皇太子を立てると宣言し微笑む趙禎&平伏する臣下たち。
韓琦そんなに驚いて早く座りな~
宦官たちにかしずかれ着替えた宗実は牛車で皇宮へ向かう
嫁も腹をくくったね、皇后に私はなる!
牛車だし道中セレモニー感、うちわ?やら日除け?やら。
立ち止まり見つめる民まで長尺で描写するのは特別って思った。
趙禎は元宵節(日本でいう小正月)を前に徽柔と灯篭作りを見に行くと言う
徽柔は元宵節にも関心がないと苗心禾、懐吉を徽柔の側に戻せないかと訴える。
うーん、懐吉の身の上話は諫官たちを黙らせたけど、そこまではどうだろ?
工房を訪れた徽柔は幼い少女が働く姿を見る
工房の主は大量の注文を歓迎し朗らかに説明をする。
工房の埃にせき込む徽柔は、急な注文のせいで徹夜していると聞き申し訳なく思うが、主の娘はおかげで年が越せると感謝する。
かな~り幼い少女が材料を運んでいるのを見た徽柔は、その子に働くことはないと言う。公主目線揺るがないな
少女は手伝えば皇帝や皇后公主を見に行けると目を輝かせる。この純粋な思いにどう答えるんだろか
徽柔は外出の意図をくみ取れずひねくれた物言いをする
民の望むまま操り人形として生きるようにという意味だと曲解する徽柔。
…こう応えるか、なんでそういう発想になるかな、no.1ハッピー娘にするって育てられたのにこの被害者モード。
自分は泥の菩薩にはならない、昼間の太陽夜の星となって民を守りたいと語りかける趙禎。
優しいぃ優しすぎるよ、溺愛しちゃってるから「はぁ?」とかならないんだな。
でもそれがよかったかと言うと残念だよ趙禎。
自らを凧に例えて諫官の必要性を語る趙禎。
だからといって司馬光のことは納得できない徽柔。
ここは同意よ、儒学?正義?人を見ないで語るのってどうよ?
行き過ぎを認めながら、懐吉親子もあの少女の様だった、司馬光も非情ではないと言う趙禎。「懐吉」効果的ワード
毎日働くことになってもいいから懐吉といたいと言う徽柔
世間知らずof世間知らずだなぁ、お姫様ofお姫様だから仕方ないけど。
苦労に耐えられるのか?徽柔は公主としてしか生きられないと説く趙禎。
趙禎は、美しいもの以外のことや責任を教えればよかった、美しくはない民の苦しみを詠った詩も教えるべきだったと言う。
そうっ!それが言いたかった!
やっぱりわかってたんだね、まるっきりの温室育ちはためにならないって、…いやここに来てやっとか?
徽柔の身勝手を許したままでは諫言は止まず、一生守ることもできないと言う趙禎。
懐吉の身の上話は無駄になり、また公主を惑わしたと言われてしまうだろう。マジやめて
殿下役作りで痩せた?げっそりして見える…。
このシーンみたいな溺愛膝枕は見たことないなー、この空間には皇后も入れないね。
徽柔は孤城から懐吉を出してほしい、懐吉が幸せなら会えなくてもいいと懇願する。
ここでこの単語…そうか、閉じ込められてるのは趙禎だけじゃなく徽柔も懐吉も同じなんだ。
懐吉は兄の所に送られ梁元亨として生きることになったと言う趙禎。兄よ頼んだぞ
宦官っていう取り返しのつかない境遇がね泣けてくる、成化の汪ちゃんもそうだったし。
判官びいき(イケメンに限る)だから宦官主人公のドラマとかできないかと思ってる、BLになるか?
元宵節の夜 趙禎と皇后は腕を組み街を歩く
よく分からないw路地で立ち止まり、趙禎は来世も皇帝になりたいと言う。なぜここで?
またなりたいんだ正直意外、まさかのドS?それはない
私も皇后になりたいって言わない皇后のリアルw。
茂ちゃんさらに老けてる、前からなんか病人みたいな老けメイクだったけど。
嘉祐8年 趙禎は古い絵や書を探し出す
=1064年、日本は平安時代の真ん中より少し前くらい。
夜中に1人探し物をする趙禎。なんか室内に経年劣化を感じるのは思い過ごし?
若き日の皇后や趙禎の絵を見た鐐子は、当時自分たちは皇后の気持ちを趙禎に知らせようと必死だったと言う。
わかるー!もどかしかったよね、皇后じゃなくて愛する趙禎の妻になりたいのに伝わらない、かといって言葉で直接的に伝えるわけにもいかないし、そうか必死だったのか、うむ。
呼ばれた皇后がやって来ると趙禎が胸を押さえて苦しんでいる
趙禎を抱きかかえる皇后。
はっ!殿下の美しい手まで経年劣化してないか?
趙禎が自分の絵を描いていたと知り、その頃から思ってくれていたと喜ぶ皇后。今さら知っても時は戻らないとちょっと悲しく思ってしまう
こぼれた酒にろうそくの火が引火し絵が燃え出す。
抱き合う趙禎と皇后、趙禎の体から力が抜けていく…。
体の大きな殿下を支えるのは大変そう、でもいいなぁ。
私も連れていってと泣きじゃくる皇后。あぅ…。
このシーンの茂ちゃんの顔がこの最終話で一番泣けちゃったよあぅ…少しぼんやり不思議そうだったのが次のカットでは悟ってる感じであぅ…。
「陛下が何より大切にしたのは、国の安定と天下の太平、民の安らかな暮らし」繰り返す茂則。
うわわわぁぁーーーーーん!
観てた時より書いてる今の方が泣けてくるカタルシス。
我に返った皇后は毅然と指示を出す。
宗実、韓琦を呼び宮門を閉じよ簒奪の恐れはなそうだけど…、緘口令を敷き背く者は切り捨てよ。
さすがよ国母カッケー!でもその後また泣くんだ丹姝として、あぅ…。
朝堂で遺詔が読み上げられ新帝が誕生する
新帝には興味なしw
河原で嘆く喪服の人々。
雪原で拝礼する耶律洪基。誰だっけ?遼(契丹)の人らしい
趙禎は遺詔で葬儀は簡素に短く、職務を優先するように命じていた。
うん、万事滞るのはよろしくない、趙禎らしいよ。
韓琦は3代の皇帝に仕え熙寧8年逝去 神宗はその功績を讃え石碑を贈る
梁家の家族を見つける功績も残していただきたかったし。
欧陽脩は熙寧5年に死去 多くの著作を残した
好きになれない共感できないキャラだったなー、ビジュアルなすびだったし。
徽柔は趙禎が亡くなったことがわからない様子でいる
精神科でいうところの「乖離」という状態ではないかと推察。
皇后と苗心禾は、徽柔の話に合わせて見守っている。認知症の対応的な
懐吉と絵を描きたいと言う徽柔。どこからどこまでの記憶が飛んだのか
懐吉が静かに過ごす山間の学堂に徽柔がやって来る
懐吉が凧を作っているその澄んだだ眼差しよと牛車がやって来る。
牛車が来るなんて珍しいと思うんだけど学堂の子供たち完全無視w。
1人牛車から降りた徽柔は、しばらく学堂を眺めると帰りましょうと小さく微笑む。
気づかずに凧を作り続ける懐吉。もー子どもたちぃ!
牛車の中 苗心禾は趙禎に嫁してからの思いを語る
あー帰っちゃうよ、二度と会えなくてもいいって言ってたけども。
車内で筆描き…無理。
趙禎の妻として静かに迷惑をかけないようにいたいと思い、簡単ではないが成し遂げられたと言う苗心禾。
そうだね、終始争わず控えめに趙禎を癒し続けた。
目立った願い事なんて今回の懐吉戻してくらいじゃないかな。どやろ
久~しぶりに「六郎兄さん」って呼び名が出たところだけ、意図したかどうかすごく特別な女人だって思わせた。
父上に教わった民の苦しみを詠った詩を覚えられたと言う徽柔出た
白居易「売炭翁」からの一節、天子に世の中の現実を知らせる「風諭詩」というジャンルのもの。
ざっくり言うと、炭焼きのおじいさんが苦労した挙句に役人から略奪まがいの被害に合うっていう内容。
それより好きなのはこの詩だと書き始める。
皇帝が即位し宮中の小門を出る
朝 玉座に座り
昼 皇宮の門を開く
皇后もそれなりに老けメイク、お肌つやつやだけど。
相交わりて伝え合う
皇帝の神明なるを
臣下は皇帝を敬い
責務を果たす
田舎道を行く牛車の上を凧が舞う。
何回目かな、今日は凧がアイテムだね、いや、作品全体としてもそうか。
四夷も奔走し
敬意を捧げる
相交わりて伝え合う
皇帝は神武なりと
懐吉はふと何かに気づく。この一連の内面を感じさせなきゃいけない演技は難しそう
外を見やる懐吉。この曇りなき眼よ
兵を解き朝貢し
属国とならん
皇帝の一挙に
群臣は畏れを抱き…
この詩は創作?口語訳だから検索に出てこないの?
ぼやーっとした意味は分かるけど。それってわかってなくない?
何かを探すように空を見る懐吉
さっき来てたんだよ
懐吉は趙禎の言葉を思い出す
石介の書き綴った望みは叶えることができないと悟った、全力を尽くしても朝廷の均衡を保つことしかできず、民に与えられるのは安寧だけだ。それで十分だよ趙禎
都の方角に拱手の礼をとる懐吉。
小殊(琅琊榜)の拱手の次に好きかも。
どうか、この子の未来に幸あれ!
宗史に「趙禎君主として最も大切な仁を備えていた」とある。
「仁」かぁ、ドラマしか思い浮かばんw。
儒教の理念でざっくり言うと「思いやり」ふむ。
ドローンって便利だよね最後そこ?!
ちょっとまとめ
「徽柔の辿った壮絶な運命」なんてあったから最後に火事よりすごい何かがあるのかと思ったら、静かに終わったよ。
乖離(多分ね)は自覚がなければ苦しまなさそうだし、皇宮にいれば飢えることもないし。
懐吉はこの状態って知ってたのかな?
皇帝仁宗の功績じゃなく趙禎の人間だからこそ犯してしまったミス、それが印象に残ってる。
実母や懐吉家族、丹姝や徽柔にしてしまったこと、よかれと思ってパターンで。
本当に静かなドラマだった、お気に入りだった劉娥の退場でひと区切りの後はさらにそう、たまーにクスっと来るくらい。
感想も落ち着いたものになったよ。そうかぁ?
とんでもない悪人がいて命のやり取りをするお話じゃなかったってこともあるかな。
キャラの感情面でなんだこいつみたいなのはあったけど、ストーリーでは「はいぃ?!」とか「ないわー」っていう破綻とか雑さがなかったと思う。
この作品って登場人物が少ない方だよね、そこも丁寧の理由かな。
そういえば我らが包拯誉王殿下~!ビクタ~!ほぼ出てこなかった、名前だけって…。
終盤はね徽柔のエピソードメインで殿下の出番少なくないか?ってなった。
おじいちゃんになってたから愛でたい度は低かったけども。
そうそう、手元のドラマ本の年表を見たら、趙禎の名前はないのに司馬光が「資治通鑑」書いたって出てた、なんかムカつく~。最後それ?!